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インタビュー
2024.07.24

「aBCに出会い、本当に世界が広がったんです」ENEOSリニューアブル・エナジー様インタビュー【パートナー企業の声】

2024年5月、and Beyondカンパニー(以下aBC)に新しくパートナー企業として参画いただいた、ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社の木戸健太郎さん。現在の活動や、aBCに参画された理由、今後チャレンジしたいことなどについて詳しくお聞きしました。aBCパートナー参画に関心のある方は、ぜひご覧ください。

発電所のそばで暮らす、地域の方々に貢献する仕事

– 御社の中で、木戸様はどのようなお仕事を担当されていますか?

再生可能エネルギー事業を手掛けるENEOSリニューアブル・エナジー株式会社の地域共創推進部に所属し、地域貢献の立案実行を担っています。

北海道から九州まで、弊社の発電所と共存いただいている各地域を訪れて、住民の方々との関係性構築に取り組んでいます。そして地域の未来に少しでも貢献できるよう、奨学金の提供や小学生向けノート配布など、さまざまな施策を立案して展開中です。

– aBCとの出会いは、どのようなきっかけでしたか?

前上司の人脈からの紹介で、2024年5月の参画に至るまで数回オンラインでaBCの方と会話をしました。他にも「ETIC.30周年ギャザリング」や、ETIC.の事務所に押しかけて相談したこともあります。相談の内容は、主に仕事で抱えている課題感についてです。

地域貢献の価値を可視化できない「もどかしさ」

– 課題感とは、どのようなものでしょうか。

一つは「チーム内での目線合わせ」です。多様なバックグラウンドのメンバーが集まる中では認識のずれが生じることも少なくありません。その中でチームの熱量を高めながら、目指す方向性を定めて全体をリードしていくことには難しさを感じています。

もう一つは「社内理解の促進」です。地域貢献の取組みは営業利益を生み出さない特性上、その価値や意義をわかりやすく社内に浸透させることは簡単ではありません。弊社は企業理念に地域社会との共生を掲げていて社員一人ひとりの意識は高く、その重要性や必要性は理解されているものの、自分の言葉で語れるほどには理解されていない点が課題でした。

企業の“外”とつながることで、企業を“中”から動かしたい

– その課題感を、どのように乗り越えようと考えたのですか?

企業の外にいる方々とつながることです。

同じ課題意識のもと実際に行動を起こしている方々と連携することで、この壁を乗り越えられるのではと考えています。私のような企業の中にいる人間が、企業の外にいる方々と結びつくことが、企業を“中から動かす力”になり得るかもしれません。

地域貢献活動は、志のある民間事業者こそがどんどん積極的に進めるべきだと思います。弊社がそれを実行する際、aBCは伴走者としてふさわしいと考えました。

アクションを起こす人たちと出会い、急に世界が広がった

– aBCは伴走者としてふさわしいと感じた理由を教えていただけますでしょうか。

会話や場で感じた「熱量」です。

当時モヤモヤ感を抱えていた中、aBCに出会ったことで本当に世界が広がりました。他企業や起業家の方々が集まる場に参加することで、刺激を受けるとともに「実際に行動を起こし始めている人たちがいる」という安心感を感じました。

再エネ事業者が果たすべき地域社会との共生という、誰も最適解がわからない問題に取り組むには、中途半端な気持ちでは到底実現できません。まずはaBCと正面からお付き合いして、行けるところまで行ってみようという気持ちで、2024年5月に参画しました。

人脈を一気に広げた、Beyondカンファレンスという機会

– aBCでは、これまでどんな場に参加いただきましたか。

まだ参画から2ヶ月ですが(2024年7月現在)、aBCのパートナー定例ミーティングやBeyondカンファレンスなどの機会に参加しました。これらの場は一気にネットワークを広げられたという感覚があります。

他にもJapan Vitalization Platform(JVP)やSATOYAMAツーリズム協議会の定例ミーティングにもできるだけ参加させていただいてます。同じテーマに集まった仲間が議論する場ならではの熱量があり、どちらも私にとって大きな価値のあるプラットフォームです。

まだまだ私は知識やネットワークが不足していますので、出会った方々とのミーティングを積極的に行い、パートナーの皆さんに少しでも近づけるよう取り組んでいるところです。


▲木戸さんが参加された「Beyondカンファレンス2024」の様子

異分野の起業家に「意志」を通じて出会う

– 特に印象に残っている出会いは、何でしょうか?

Beyondカンファレンス2024は727名の方が参加された非常に大きなイベントで、本当に多くの出会いがありました。

その中で最も印象に残っている方は、株式会社ウニベルを立ち上げた起業家の横山真輔さんです。強い意志を持ってチャレンジをされている方で、地域貢献を軸に何かご一緒できないかと個別に会話をしているところです。こうして異なる分野や世代の方と「意志」を通じて出会えることは、aBCならではと感じます。

他にも、aBCパートナー企業の皆さんの知識量とスピード感、フットワークの軽さに圧倒されるばかりです。自社の業務がある中でどうしたらここまでできるのか…。なんとかついていきたいです。

小さなアイデアも、力を借りれば実装できる

– aBCの場に参画して、ご自身に何か変化や影響がありましたか。

あらためて、いろいろな方々とつながってお話しすることが大事だと感じました。なぜかというと、最初はジャストアイデアでも、多分野で活躍されている方々のお力を借りることで、シナリオが組み立てられれば実現できると思える事案が増えたからです。

実は、いくつかのケースで実装のイメージが見えつつあります。少しだけお伝えすると、弊社の奨学金を受けている全国の高校生をつなげるプロジェクトや、弊社の発電所がある能登半島の志賀町から、組織を越えた復興支援プロジェクトを前に進めたいと考えています。

早速、aBC参画の効果が出てきていると感じます。

他社とつながるほど、インパクトは大きくなる。社内で理解されるほど、社員のモチベーションは高くなる。

– 他社との連携を進める中で、何か気づきはありましたか。

自社だけでやっていてもインパクトを生み出せないことも、他社とつながることで大きなインパクトになると思うんです。

そうすると「弊社はこの活動に積極的に取り組んでいます」という発信ができますよね。一つ一つ活動を可視化していくことが、巡り巡って社員のモチベーションとなり、ひいては会社に対するロイヤリティ向上につながるのではないでしょうか。

脱炭素という大きな社会課題に、皆さんと一緒に挑みたい

– 最後に、今後abcでやってみたいことを教えてください。

脱炭素をテーマとした、風力発電所立地地域における取り組みをフラッグシッププロジェクトに育てたいです。レジリエンス強化、関係人口増加、環境教育、若手支援、地域課題対策などの文脈で、全方位的に活動を展開したいと考えています。

これは弊社が再エネ事業者だからではなく、世の中全体で考えなければならないテーマだと考えるからです。皆さんと一緒に考え、弊社が持つ発電所を活用いただきながら、脱炭素の取り組みを広げていくことにチャレンジしていきたいですね。

一社では到底解決できない共通の大きな社会課題に、aBCパートナーの皆様と立ち向かいたい。その取り組みの結果として発電所を持つ地域をより良い方向へと変えることが、私の描く未来のビジョンです。

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