未来はいつだって、
妄想からはじまる。
and Beyond Company

REPORT
2022.09.08

【開催報告】第2回・たすき掛けプロジェクト

はじめに

 

バーチャルカンパニー・and Beyondカンパニー(以下、aBC)の参加企業であるセイノーホールディングス株式会社(以下、セイノーHD)とマネックスグループ株式会社(以下、マネックスグループ)は、「たすき掛けプロジェクト」を2022年3月23日(水)に協働開催しました。

たすき掛けプロジェクトとは、経営トップと社員という関係性を排除し、社員が自身のアイデアや新しい取り組み・新規事業をプレゼンし、もう一方の他社企業の経営トップから助言と応援をもらう事で、あるべき個人の主体性と創造性を発揮し、自由闊達な挑戦を後押ししていく企画です。

※aBCで事務局を務めるNPO法人ETIC.(以下、エティック)は、たすき掛けプロジェクトにおいて事務局として伴走支援を行いながら実行に向けた運営支援を行っています。

当日の集合写真

 

開催概要

 

日時/会場/参加範囲
・2022年3月23日(水)19:00~21:00
・オンライン開催(双方向のZOOMミーティング形式)
・セイノーHD社員、マネックスグループ社員、他aBC参加企業の社員

 

コンテンツ
【1】応援コメント
【2】参加の上でのお作法の説明
【3】アジェンダオーナーによる3分プレゼン
【4】全力応援メンターの応援と参加者全員参加でのブレスト

 

大切にしていること
・挑戦に大小はない
新規事業のようなものもあれば、社内的な取り組みも歓迎する。

・他社の「常識」は自社の「非常識」、自社の常識は「他社の非常識」
この場では、批判批評はNG。年齢、立場、会社を超えて、交換した社長が「アイデアのブラッシュアップ」と「全力応援」をする。

・挑戦を応援する人も必要で、重要な役割である
所属する部署内で取り組みを応援することもあるかと思いますが、部署を超えて、社を超えて取り組む事例が出てくることを期待しています。

 

全力応援メンター
・セイノーホールディングス株式会社執行役員/ココネット株式会社取締役社長執行役員 河合秀治氏
・マネックスグループ株式会社代表執行役 /マネックス証券代表取締役社長 清明祐子氏
・マネックスベンチャーズ株式会社代表取締役 和田誠一郎氏(スペシャルゲスト)

※全力応援メンターとは、プレゼンテーションに対してフィードバックし応援する人のことを指します。

全力応援メンターを務める左から河合秀治氏、清明祐子氏、和田誠一郎氏

 

当日の様子

 

【1】応援コメント
マネックスグループ 代表執行役社長CEOの松本大氏、セイノーHD 代表取締役社長の田口義隆氏、お二人から、当日参加者への応援コメントをビデオメッセージでいただきました。

また、スペシャルゲストとして当日会場にいらっしゃったマネックスベンチャーズ株式会社 代表取締役の和田誠一郎氏からも応援コメントをいただきました。

 

【2】参加の上でのお作法の説明
ブレスト会議を盛り上げるためのお作法を主催者側から説明しました。

ブレスト会議を盛り上げるための3つのお作法(スライド:著者作成)

 

【3】アジェンダオーナーによる3分プレゼン
マネックスグループ、セイノーHDそれぞれからアジェンダオーナーが登壇。3分間の連続ピッチで、計4グループがアイデアをプレゼンしました。

アジェンダオーナーのご紹介(スライド:当日投影資料より抜粋)

 

【4】全力応援メンターの応援と参加者全員参加でのブレスト
プレゼン後は、4グループに分かれてブレスト会議を実施。

マネックスグループのアジェンダオーナーは河合氏がいるブレイクアウトルームへ、セイノーHDのアジェンダオーナーは清明氏がいるブレイクアウトルームへ。

プレゼンしたアイデアについて、河合氏や清明氏からフィードバックをいただき、参加者とともにブレスト・ディスカッションしました。

ブレイクアウトルームの様子①

ブレイクアウトルームの様子②

 

開催後

 

■アジェンダオーナーの声
・すごく話しやすい気さくな雰囲気をつくっていただいていて、(普段だったら)緊張してなかなか話せない上の立場の人もいらっしゃいましたが、楽しい時間を過ごせていい経験ができました。

・もう一段視座を上げて色々な物事を考えなければいけないと感じました。

・こういう場が定期的に設けられたらいいですね。個人だけで考えると凝り固まってしまう思考を、皆さんからいただいた意見をもとに柔軟にしていけたらいいなと感じました。

・様々な意見をいただくことができてありがたかったです。社内だけで話すのではなく(組織を超えて)皆様からの貴重な意見をいただいた方が今後の事業活性化にも繋がると思いました。またぜひ参加したいです。

■参加者の声
・一人では思いつかないようなアイデアで溢れていて、チャレンジしたくなるような時間でした。

・ワイガヤはやっぱり楽しい!且つ、色んなアイデアが出て、そのアイデアからまた新しい議論が生まれる。そんな会話の流れが自然と生まれる話合いの場がすごい素敵だなと感じました。

・前回以上にイベントのコンセプトを感じられる点が多く、とても楽しかったです。

 

今後の展開

 

2023年1月に第3回目を開催します。今回は「挑戦」だけでなく「応援する」を文化として定着させていくべく全力応援ファシリテーターという役割を設定し、評価ではなく「応援の仕方」を学び実践します。

 

参考資料

 

■今回(第2回)の開催前プレスリリース
マネックスグループ×セイノーホールディングスが互いの社長を交換し、若手の事業アイデアをフィードバックするイベントを協働開催。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000012113.html

■前回(第1回)の様子
【開催報告】第1回「社長を交換するたすき掛けプロジェクト」
https://andbeyondcompany.com/wp/news/112/

 

aBCおよびエティックについて

 

■and Beyondカンパニーについて
aBCは企業とNPOによるコンソーシアムで、様々な分野でイノベーションをリードする以下の14社が参加しています。

【aBC参加団体(順不同、2022年8月現在)】
セイノーホールディングス株式会社、ロート製薬株式会社、マネックスグループ株式会社、ヤマハ発動機株式会社、株式会社竹中工務店、江崎グリコ株式会社、アビームコンサルティング株式会社、PwCコンサルティング合同会社、株式会社フェリシモ、株式会社YUIDEA、日本郵政株式会社、株式会社日立製作所・東京海上日動火災保険株式会社、NPO法人ETIC.

これら参加企業の担当者が、イノベーションを生み出す環境づくりのため、組織の垣根を超えて応援しあう一体感のある組織という意味で、「カンパニー」と命名しました。「意志ある挑戦が溢れる社会を創る」をミッションとし、立場や組織の垣根を超えて繋がり、一人ひとりの妄想を形にしていくことを目指し、2017年に設立されました。

https://andbeyondcompany.com/wp/

■NPO法人ETIC.(エティック)について
新しい事業づくりを通して社会課題解決に挑戦する起業家型リーダーを育成するNPO法人。企業やNPOで学生が事業の成功に貢献する「長期実践型インターンシップ」(97年~)、日本初の社会起業家を志す若者の事業プランコンペティション「STYLE」(02年~)、社会的事業を立ち上げる若者を支援する「社会起業塾イニシアティブ」(02年~)、地域に根付いた若者の挑戦機会を創り出す事業を応援する「チャレンジ・コミュニティ・プロジェクト」(04年~)など、現在では全国70地域で人材育成プログラムを実施。東日本大震災を受け、「震災復興リーダー支援プロジェクト」も開始(11年~)。これまで約11,000名の若者たちが変革・創造の現場に参画。1800名以上の起業家を輩出。

https://www.etic.or.jp/

※エティックはたすき掛けプロジェクトにおいて事務局として伴走支援を行いながら実行に向けた運営支援を行っています。

 

お問い合わせ先

 

【たすき掛けプロジェクトに関するお問い合わせ先】
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1丁目19−19 恵比寿ビジネスタワー12階
NPO法人法人ETIC.(エティック)担当:小泉
TEL:050-1743-6743 / Mail:2020andbeyond[at]etic.or.jp ※

※[at]を@に変えてお送りください。

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