「意志ある挑戦があふれる社会をつくる」という使命のもと、活動を続けるand Beyondカンパニー(以下aBC)。
活動の核と言える『Beyondミーティング』は、これまでに73回実施され、573名が登壇、5,466名が参加しています(2023年7月時点)。この場で影の立役者として活躍する存在、それが『応援コーディネーター』です。
この記事では、応援コーディネーターの役割や存在意義について解説していきます。
▼目次
1.『Beyondミーティング』とは
2.『応援コーディネーター』とは
3. どんな方々が担当している?
4.『応援コーディネーター』で得られること
5. 『応援コーディネーター』になるには?
6. おわりに
1. 『Beyondミーティング』とは
毎月開催中の『Beyondミーティング』に参加されたことはありますか?
まだの方は、ぜひ一度ご体験ください。挑戦と応援にあふれるユニークな場で、主にオンラインで開催している無料のイベントです。
具体的には、アジェンダオーナー(=社会課題解決や新しい価値創造に挑む人)を、全力で応援するピッチ&ブレストをする場のこと。
「環境」「地域」「福祉」「教育」など、多様なテーマのアクションプランをアジェンダオーナーが発表し、それに対して参加者がアイデアを出すことで応援していきます。
aBCの活動の中心には常にBeyondミーティングがあり、この仕組みを日本中のあらゆる地域に横展開していくことで、挑戦があふれる社会づくりに挑んでいるのです。
▼Beyondミーティングの流れ
1. ピッチタイム:アジェンダオーナー(4~6名)が発表し、お題を投げかけます
2. ブレスト作戦会議:お題ごとにグループに分かれ、アイデアを出し尽くします
3. つながる:応援アクションを表明できる”応援フォーム”を通じて連絡を取り合います
4. つづける:参加者限定オンラインコミュニティ「BM Talk」でつながり続けます
この場で何より大切にしているカルチャーは「否定や批判ではなく、肯定や応援を」。
一般的に発表の場面では、未熟な部分を指摘されることが少なくありません。しかしBeyondミーティングでは「全力応援」を合言葉に、「いいね!」「面白いね!」とポジティブなマインドでフィードバックを掛け合うことを大切にしています。
そして、この場の「全力応援」をリードする人物こそが『応援コーディネーター』です。
2.『応援コーディネーター』とは
応援コーディネーターは、アジェンダオーナーに伴走する役割を担う存在です。
当日までは事前伴走として、お題の設定や資料の作成をサポート。当日はファシリテーターとして登壇者のブレストに参加して場を盛り上げます。
アジェンダオーナー1名に対し、応援コーディネーター1名が伴走しながら挑戦を直接応援します。アジェンダオーナーにとって「一番の応援者」であるこの存在は、社会を変えようとする挑戦者にとって最も強力な推進力になっていきます。
▼具体的な動き
1. 当日まで(事前伴走):ブレストテーマ明確化・投影資料作成のサポート
2. 当日:ファシリテーション・アイデアのブレストでとにかく盛り上げる!
3. Beyondミーティング終了後:ブレストで出たアイデアをまとめて共有
3. どんな方々が担当している?
Beyondミーティングで活躍する応援コーディネーターの多くは「プロボノ」です。
※プロボノとは:
「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」が語源で、仕事で培ったスキルや経験を活かす社会貢献活動のこと。
普段は社会人でありながら、応援コーディネーターにも挑戦されている皆さんは、どのような動機でプロボノ活動に参画されているのでしょうか?
応援コーディネーター・柏木浩正さんの場合
▲「Beyondミーティング」で、出たアイデアをまとめる柏木さん(中央)
大手食品メーカーのマーケティング部に所属する柏木浩正さん。2男2女の4子を育てる父親であり、共同農園や健康イベント企画・運営など地域活性化の活動にも携わっています。
数年前、社内の案内を見てBeyondミーティングに参加したところ、応援コーディネーターという役割があることを初めて知りました。
「何か新しいことを始めたい。けれど、自分で旗を振って推進できるほどの“やりたいこと”がわからない」。そんなフェーズにあった柏木さんは、自分のやりたいことを探すためにも応援コーディネーターにチャレンジすることにしたのです。
それまでは、あまりアクティブなタイプではなかったという柏木さん。本気で世の中をよくしたいという想いで活動している方々に刺激を受けながら世界を広げられる応援コーディネーターの仕事は、チャレンジの一歩としてぴったりでした。
4.『応援コーディネーター』で得られること
柏木さんは、応援コーディネーターのやりがいについて次のように話します。
「本気で世の中をよくしたいという想いで活動している人に初めて出会い『こんな世界があるんだ!』という発見があり、自分自身の世界が広がりました。また伴走後に「ありがとうございました」とアジェンダオーナーに感謝されると嬉しいですね」
この経験を経て「いろいろなことにチャレンジするようになった」と、ご自身の変化について語ります。柏木さんは以前よりもアクティブに活動するようになり、現在はなんと大阪市・西淀川区の地域課題を解決するアクションをリードする役割を担っているのです。
▲関西版Beyondミーティングにて、地域課題解決のテーマで自ら登壇された柏木さん
柏木さんの応援コーディネーターとしての経験、そしてその後の挑戦ついて詳しく知りたい方は、以下のインタビュー記事をご参照ください。
▼ある時は大手食品メーカー社員、ある時は社会課題の挑戦者を全力応援する応援隊。人生をより豊かにするプロボノ活動とは?
https://drive.media/posts/65403
他にも、多くの方が応援コーディネーターに挑戦しています。その際に得られるメリットを3点のポイントにまとめましたので、以下もあわせてご参照ください。
▲応援コーディネーターになることのメリット(応援コーディネーター説明会資料より)
5.『応援コーディネーター』になるには?
応援コーディネーターの実際の仕事を見てみたい方は、まず毎月開催している『Beyondミーティング』にご参加いただければと思います。
リアル開催/オンライン開催、両方の機会がありますので、居住地を問わず参加いただけます。オンラインの場合、参加費は無料です(リアル開催は要参加費)。ぜひお気軽にお越しください。
▼『Beyondミーティング』開催情報はこちら:
https://bm.andbeyondcompany.com/event/
次回は11月15日(金)、東京・青山にて久しぶりのリアル開催!
実際に活動する応援コーディネーターを見られる貴重な機会です。ぜひご参加ください。
https://beyondmeeting-65.peatix.com/view
すでに『Beyondミーティング』に参加されたことがある方や、応援コーディネーターの仕事内容に興味がある方は、『応援コーディネーター説明会』も開催しております。
▲オンライン開催「応援コーディネーター説明会」の様子
応援コーディネーターの経験が豊富なスタッフが、具体的な仕事の流れなどを詳しくお話しする場です。少人数の説明会ですので個別のご質問にも丁寧にお答えいたします。
▼『応援コーディネーター説明会』はこちら:
次回は11月21日(木)、11月26日(火)の開催です。詳細は以下よりご覧ください。
https://2020andbeyond.peatix.com/events
応援コーディネーターになるには、特別なスキルや経験は必要ありません。「社会課題に挑戦する人を一緒に伴走してみたい」という思いがある方なら、すでに応援コーディネーターの素質をお持ちです!
まずはお気軽に、Beyondミーティングや説明会にご参加いただければ幸いです。
6.おわりに
意志ある挑戦があふれる社会をつくるには、挑戦者だけではなく、すぐそばで支える「一番の応援者」の存在が不可欠です。
今はまさに桁を変えて挑戦の数を増やす構想『aBC PLAN』が動き出したタイミングで、私たちは一人でも多くのプロボノの方にお会いしたいと考えています。
「応援することで社会に貢献してみたい!」という方は、ぜひ一度お話しましょう。その一歩があなたの世界を広げ、社会を変えていくきっかけとなるかもしれません。