
「社会課題解決に取り組みたいけれど、社内の理解が得られない」——。 見えない壁にぶつかっている企業担当者など約20名が参加した「Beyondカンファレンス プレイベント」が、4月23日(木)、虎ノ門ヒルズ Grass Rockで開催されました!
肩書きを外してフラットに語り合う、熱気あふれる当日の様子をお届けします。
■ 第1部:実践者ストーリートーク&質疑応答
第1部では、ウニベルの横山真輔さんをモデレーターに、企業の中で「個人の意志」を起点に共創を仕掛けてきた3名が活動の裏側を語ってくれました!
応援する文化を社内・社外に伝える価値を語る李さん
株式会社日本総合研究所の李美羅さんは、以前勤めていた企業での経験を基に「最初から社会課題解決をリードする立場でなくともまずは知り、積極的に『応援』することが当事者としての小さな一歩」と、社内における小さな「いいね!」の重要性をシェア。
Beyondカンファレンスと自身の活動、その思いについて語る上入佐さん
日本航空株式会社の上入佐慶太さんは、「出る杭は出続ければ打てなくなる」と、社内の反発があっても「自分が本当にやりたいこと」を軸にやり続けることで風向きを変えた熱いエピソードを披露。
佐賀での地域の取り組みなどについて語る溝上さん(奥で立つ男性)
また、佐賀で116年続く薬局を経営する株式会社ミズの溝上泰興さんは、大切にしている「共感経営」について熱弁。「薬というモノを売るのではなく、健康になるコトを売る」方針を掲げ、将来的に病気が減ることで収益を得る会社こそが社会から共感されると語ります。
社内を変えるために社員を社外のイベントに連れ出すなど、地道な実践も飛び出しました。
右から李さん・溝上さん・上入佐さん
後半の質疑応答では、企業人ならではの参加者のリアルな悩みが続出。
「活動の風向きが変わるまでの時間や、辛い時の乗り越え方」についての質問に対して、上入佐さんは「風向きが変わるまで2〜3年かかった。」と回答。
李さんは「月に一回、aBCにて活動状況を報告し合い、皆さんから意見やアイディアをもらうことが原動力だった」と振り返ります。
参加者の悩みに答える李さん
また、「経営層が足元の利益を重視して動いてくれない」という切実な悩みには、上入佐さんが「中期経営計画を読み込み、不明点があれば経営企画部に質問し、会社がモヤモヤしている部分を自分の事業で証明していく泥臭さが必要」とご自身の経験をもとに返答。
李さんからは「『人材育成』や『研修』という名目で小さく始め、実績を作る」、溝上さんからは「初めは皆分からない。でもやり続ける。そして自分から直接言うのではなく『信頼する第三者』から話してもらうテクニックも有効」といった、実践者ならではの具体的なヒントが満載でした。
最後に「活動を続ける原動力」について問われると、李さんは「自分の小さなアイデアを、みんなが拾って大きくしてくれた原体験」を挙げ、上入佐さんと溝上さんは「大好きな地域や会社がなくなってしまうという危機感」だと教えてくれました。
■ 第2部:スナックaBC(交流会タイム)
質疑応答の熱気もそのままに、第2部は同じ会場で交流会「スナックaBC」へ!
お酒を交えながら、参加者の皆さんがそれぞれの課題や背景、思いを語り合う、あたたかく明るいスナック形式で開催されました.
登壇者と参加者の垣根もなく、あちこちで笑顔と本音がこぼれる素敵な時間です。
まるでバーのカウンターのような雰囲気で、今日の感想や今後について熱く語り合う参加者
■ 壁を越えるヒントは、社外への一歩から
企業の中で社会課題を解決していくための新しいことを始めようとするとき、組織の理論という見えない壁にぶつかることは誰にでもあります。
一人で抱え込んでしまい、あきらめてしまいがちな悩みも、壁を乗り越えてきた登壇者たちや、参加者の同じ悩みをもつ仲間と語り合うことで、「自分だけじゃないんだ」と少し心が軽くなるような、そんな勇気をもらえるプレイベントとなりました。
5月15日(金)・16日(土)開催の「Beyondカンファレンス2026」は、まさにそんな企業人が集う本気の「実践会議」です。
ぜひ、一緒に壁を越える仲間を見つけに来てみませんか?
▼Beyondカンファレンス2026の詳細・お申し込みはこちら
https://andbeyondcompany.com/bc2026/